効率的なテストの丸つけ方

仕事効率化
たくま
たくま

こんにちは!小学校教員のたくまです!

定時退勤を目指すための丸つけの仕方を紹介します。

単元テストの丸つけ

小学校は、単元が終わるごとに国語、算数、理科、社会、(外国語)のテストを行うと思います。特に学期末は成績処理や事務作業に追われながらテストの丸つけを行うので、大変忙しいです。ここでは、テストの実施、丸つけ、返却、解説、直しの5つを45分の授業の中で行う方法を紹介します。

上の図は、私がテストを実施するときの配置です。以下に手順を示します。

  1. 15分間タイマーで計り、テストに取り組む。
  2. 15分経ったら、出席番号順に5人ずつ呼び、上の図のように並ぶ。
  3. 1人ずつ丸つけをし、点数をメモしてその場で返却する。
  4. これを全児童分行い、終了後、解説し、答えを配布する。

15分間タイマーで計り、テストに取り組む

15分間は集中してテストに取り組みます。(学年や学級の実態に合わせ時間は調整します。)15分経つ前に終わってしまった場合も残り時間は見直しをします。

教師は15分間で、机間指導を行い、名前、出席番号、クラスが丁寧に書けているかを確認します。

15分経ったら、出席番号順に5人ずつ呼び、上の図のように並ぶ

タイマーが鳴ったら出席番号1番〜5番の児童を呼びます。このとき、出席番号順に呼ぶ理由は、名簿に点数をメモしやすいためです。

呼んだときにまだ終わっていない場合は、「まだ終わっていません。」と言い、その次の児童を呼び、常に教卓の周りが5人になるようにします。

1人ずつ丸つけをし、点数をメモしてその場で返却する

教卓を囲うように並ぶ理由は、丸つけしている答案を、まだ名前を呼ばれていない児童に見られないようにするためです。丸つけをする前に「お願いします」、丸つけ後に「ありがとうございました」という挨拶を合わせて指導します。

単元テストは表と裏がある場合が多いと思います。表の丸つけが終わったら、教師は点数を名簿にメモし、児童はその間にテストを裏にします。こうすることで1人当たりの丸つけの時間を短縮することができます。(1人当たりの短縮できる時間は少ないですが、クラス全員分と考えると多くの時間の短縮になります。)

さらに、何人も丸つけをしていくと、途中から答えを暗記し、最初に比べてだんだんと、丸つけが速くなります。児童もその場で点数が分かるので、なぜ間違えたのかを戻ってじっくりと考えることができます。テストの丸つけが終わった子は読書をします。

これを全児童分行い、終了後、解説し、答えを配布する。

丸つけした直後なので、どこの問題ができていて、どこの間違えが多かったかを覚えています。解説の時はそのことを中心に行います。

その後、答えを配布し、テスト直しが終わった子から見せに来て終了です。さらに、時間が余っていたら先に授業終了の挨拶をして、図書室に向かいます。

まとめ

実際にやってみると返却までしか終わらず、解説と直しができない場合もありました。そういった時は、次の授業の初めに解説し、直しを宿題にしました。また、テストの実施時間も低学年だと10分で終わる子が多かったです。

児童の反応は、すぐに点数が分かることで喜ぶ子が多かったです。児童にとっては、間違えた問題をすぐに復習でき、教師は授業の成果をすぐに確認できるので、両方にとっても良い取組だと思いました。何より、放課後にテストの丸つけがなくなることで定時退勤に大きく近づくことができたと実感しています。

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