こんにちは!小学校教員のたくまです!
今回はiPadの授業での活用方法について紹介したいと思います。
iPad授業での活用方法
私はiPadを授業で活用する時は、テレビにミラーリングして使っています。また、授業をするまでの教材研究にも活用しています。
iPadで作成した資料をテレビの画面に映すことで、教材準備の時間もかなり短縮されました。
資料のミラーリング
iPadの画面をテレビに映すことで教材の準備にかかる時間が短縮されます。例えば、教科書の図形を提示する時、今まではロール紙に拡大印刷をしなければいけませんでした。
iPadを使うことで、印刷の手間が省け、さらに拡大、縮小が容易にできるので、使いやすくなります。また、Apple Pencilを使って、強調させたり、補足などを書き足したりすることができます。
テレビにミラーリングする手段は2通りあります。
①HDMIケーブルで繋ぐ
②Apple TVで繋ぐ
私は②のApple TVで繋いでいます。理由はワイヤレスでミラーリングができるので、場所が固定されず、カメラを起動させ実物投影機として、テレビから離れている子供のノートや作品も映し出すことができるからです。
ただ、電波が悪い日は途中でミラーリングが切れる不具合もありました。ちなみに、Apple TVとiPadは携帯のテザリングで繋げています。
教材研究に活用
iPadにアプリのGoodNotes5をインストールすると子供が使っているノートを作成することができます。紙のノートに比べて、便利な「投げ縄」という機能があるので紹介していきます。
「投げ縄」活用法① 文字・図の移動
文字は動かしたい部分、図は一部を投げ縄で囲むと簡単に移動することができます。
「投げ縄」活用法② 文字の色を変える
色を変えたい部分を囲み、長押しすると、上図のような選択肢が表示されるので、色を選びます。
「投げ縄」活用法③ コピー、ペースト、拡大、縮小する
コピーしたい部分を投げ縄で囲み、長押ししてコピーを選択し、ペーストしたい場所で投げ縄を長押します。
ペーストした後、上図の赤い丸で囲んだ矢印を縮めたり、拡げたりすると拡大、縮小ができます。
「投げ縄」活用法④ 画像の囲んだ部分だけスクリーンショットする
画像の中で切り抜きたい部分を投げ縄で囲み、長押しします。すると、スクリーンショットという表示が出るので選択し、右側の赤い囲み部分を押します。
コピーを選択し、投げ縄を長押ししてペーストすると、投げ縄で囲んだ部分のみ、貼り付けることができます。(拡大、縮小も可能です。)
実際の授業中のiPadの画面
iPadで教材研究したノートを見ながら授業をしたいけど、そうすると資料をテレビに映すことができない。
反対に、資料をテレビに映すと、教材研究したノートが確認できない。
さらに、ノートのページと資料のページを行き来するのが面倒と感じる。
そのような問題をiPadのSplit View機能を使うと改善できます。
Split View機能を使うと画面に2つのページを表示することができます。
私は普段の授業では、片方のページは教材研究したノート(上図左側)を開き、もう片方はテレビに映す資料(上図右側)を開いています。(デジタル教科書を映すことが多いですが、著作権の都合上、ここでは自分で描いた図の写真を使っています。)
片方だけをテレビに映す時は以下のような手順で行います。
プレゼンテーションモードの「講演者がみるページをミラーリング」を選択すると、ペンや消しゴムのマークは隠され、図だけが表示されます。
「ページ全体をミラーリング」にすると、2つの画面両方をテレビに映し出します。
まとめ
このようにiPadは授業で多くの場面で活用することができます。また、私はiPadで作成した授業ノートや資料は年度末にまとめてデータ化してUSBに保存しています。そうすることで、来年度以降、同じ学年を担当することになっても、保存したデータを活用し、授業準備の時間を短縮することができます。
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